連載コラム~北海道R住宅であること

⑩ユーザーから見たポイント(施主向けアンケート・その1)~工事金額、新築当初年、リフォームのきっかけ

施主向けアンケート調査実施の概要

■調査対象:国補助事業対象(平成21~23年度)となった北海道R住宅システムによってリフォーム工事を完成させた施主、またはリノベーション(再生)住宅の購入者

○アンケート調査配布数:354通(国補助対象364世帯の内、10世帯が郵便未達)

○回収数/回収率:235票/66.4%(有効回答数・率も同じ)

※アンケート調査は工事完成した年度ごとに4回に分けて実施しました。

 


リフォーム工事の金額、平均延床面積

○平成21~23年度の3年間で施工した364戸のリフォーム工事の平均金額は、1526万円。価格帯として最も多いのは、1401~1600万円(25.3%)。1000万円以下は7%のみ。2000万円を超える工事が12%ありました。[右グラフを見てください]

→補助金が支給されたと言っても、リフォームとして大型で高額の工事金額となっています(北海道R住宅システム構築に関わった関係者間でも驚きの金額です)。

○工事を行った住宅の平均延床面積は、126㎡(約39坪)。

 


新築当初の建築年

昭和56年(建築基準法改正による新耐震設計基準の導入)以前の住宅が6割強(63.5%)を占めるのが特徴。昭和56年以降(新耐震設計基準を満たす)の住宅が34%。

→新耐震設計基準導入前の住宅(耐震性能に不安がある古い住宅)でも、リフォームによって生き返らせることができます。

○リフォーム後に実現する性能・品質の目安と、それを測定・証明する仕組みを提供することで、新耐震設計基準以前の住宅の利用価値を高めることが可能となります。


リフォームしたきっかけ

○回答者の約半数(46.4%)が「高気密・高断熱により、暖かい住宅にする」と回答。

○第2位は「住宅・設備の老朽化・傷みが目立ったきた(39.1%)」、第3位は「家全体を新築並みの性能・機能をもつ住宅にする(28.1%)」。

○「住む地域へのこだわり」として、「今住んでいる地域に長く住みたい」と「住みたいと思っていた地域に建つ住宅」の2つの項目を合わせた回答(合計)は27.6%。約3割の人が「住む地域へのこだわり」から、北海道R住宅によるリフォームを選択しています。

掲載:平成25年4月15日



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